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「和尚我を見ること愛児の如し。
故に安心して眠る。
われその親密の情を喜ぶ、和尚、眠るべし」
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僧録司とは、現代風にいえば、寺院を管轄する役所のことであります。室町時代に禅宗寺院を管轄し、その人事をつかさどる機関として、1379年3代将軍足利義満が中国にならって春屋妙葩(しゅんおくみょうは)を任じたのが始まりです。戦国時代に入ると戦国大名は領国内の寺院統制のために、領域内に僧録を置いています。江戸幕府は、寛永6年(1629年)大僧録と全国に僧録所を設置し、管下の寺院を管理させました。可睡斎は東海4ケ国約2500の曹洞宗寺院を管理したのであります。寺院本来の本末関係に代わる独自の管理体制で、幕府の寺社奉行に直結していました。管下各寺院は、僧の任免、寺格の昇進、その他もめ事や裁判等まで、すべてを僧録司に上申し、その決裁を仰いだのです。
以来、可睡斎歴代の住職は高僧が相次ぎ、名実ともに東海道における、禅の大道場として面目をほしいままにしております。