坐禅の基本的な作法ついてご説明致します。
ご自宅で坐禅に取り組む際のご参考にご覧ください。
■事前の準備
禅堂では、坐蒲(坐禅用の座布団 )を使用します。ご自宅では、座布団を折り畳み、高さが出るようにして使用すれば、十分に代用いただけます。
ほかにご用意いただくものはありません。
■取り組む時間
修行僧は45分程度坐禅に取り組みます。
ですが、ご自宅で取り組まれるときは、ご自身の集中が続く時間で調整をいただければ結構です。
■足の組み方
坐蒲の上に尻を据えたら、まず右の足を左のももにのせ、次に左の足を右のももに乗せます。
これが坐禅の正式な足の組み方で「結跏趺坐(けっかふざ)」と言います。
ただし、体の固い人は、片方の足のみももにのせる「半跏趺坐(はんかふざ)」でも問題ありません。
尻、両膝の三点をしっかりと床につけてがっちり上体を支え、安定させるのがポイントです。
■上体の作法
まっすぐに背骨を伸ばし、尻を後方に突き出すようにして腰を据え、頭で天をつきあげるようにします。
そうすることで、呼吸、血液の循環、神経系統が最も理想的に機能しあう、最も安定した状態になります。
上体、頭が前後左右に傾かないよう注意してください。
■両手の作法
まず右手を手のひらを上に向け、左足に置きます。その手のひらの上に、同じく手のひらを上に向けて左手をおきます。
次に両手の親指を手のひらの中央部分でかすかに接するようにします。この手の形を「法界定印」と呼びます。
法界定印は、脇腹に肘を密着させず、握りこぶし一つ分外側に張るようにすると、正しい形で印を保つことができます。
■口の作法
舌の先を上の葉の付け根につけ、歯と歯、上唇と下唇を自然につけ、まっすぐに唇を結びます。
そうすることで、力みの抜けた穏やかな状態になります。
■目の作法
目を瞑ると眠くなるので、決して閉じないこと。視線は約1m前方に落とします。
その点を見つめるのではなく、視線を落とすという感じで行います。
目は閉じず、見つめず、45度位の角度に自然に視点を落とします。
■姿勢について
体全体に力が入らないよう、ゆったりと自然に構えることが肝心です。
無意識のうちに力みやすいので、時々息を吐き、力みを抜きます。
姿勢を整えた後、さらに上体を安定させるため、上体を左右に大きくから小さく揺すります。
これを左右揺振と言います。イメージとしてはメトロノームの振り子のようにゆっくりと揺すり、次第に上体を落ち着けます。
次に深く息を吸い込み、ゆっくりと吐き出します。これを「欠気一息」と言い、呼吸を自分の最も自然なペースに落ち着かせるために行います。
左右揺振の図。上体を大きくから小さく、左右に揺らします。
“ダダ漏れ女子”そらのさんに坐禅を体験していただきました。
00:05:45から動画をご覧ください。老師が坐禅の基本的な作法ついてご説明しています。動画をご覧いただきながら、ご自宅で坐禅に取り組んでいただくことができます。